娘、映画デビュー♪
娘とアンパンマンを観てきました!娘、映画デビュー♪アンパンマンのチケットを意気揚々と受付のお姉さんに渡す娘。ここに来るまでにも「アンパンマン見るのよー♪」と見えない妖精さんとひたすら話し、活気に満ち満ちていたと言うのに、中に入った途端、みるみるウチに顔がこわばり「怖い…」とボソリ。うーん、まぁ分からなくもない。映画館ってちょっと特有の雰囲気があるもの。若干薄暗い照明。見下ろすように張られている映画のポスターやパネルには下から照明が当たっているし、鳴り響くBGMは何の作品か分からないがやたら厳かで時折シンバルが打ち鳴らされている。映画館…それは娘からすれば恐怖の条件、揃いし館。ロビーに飾ってあるライオンのパネルに「ママ〜ライオンがぁ>_<」と叫び、GODZLLAのポスターには「怪獣っー>_<」とビビる。魔女に扮したアンジェリーナジョリーが中央にそびえ立つマレフィセントのポスターに至っては「きゃー!」と逃げ出す始末。まぁ、仕方が無い…彼女が洗練された美なのだと分かるまでにはまだ時間が必要だろう…。とにかくアンパンマンのスクリーンに辿りつく頃にはトイレの壁の模様にまで「なんかいるよ…?」とビクつくまでになっていた。中々劇場内に入っていかない娘でしたが、「ここではお菓子やジュースを食べたり飲んだりしながら観てもいいんだよ。」と言うと「ヘェ〜。」と言いながらササっと中へ入って行きました。何より食い気のお年頃です。
「娘〜!大きいスクリーンだねぇー!」「ほら!ここ、ここ!ここにジュース置くんだよー!ほら!一緒に置いてみようかぁー!シートフカフカだねぇー!」とシートをポンポンしながらはしゃぐ私を尻目にサッと席に着くと「ママ、お菓子」と催促してくる娘。うん…何と無くこの温度差には気付いてた…気付いてたはいたけどさぁ…。私は鞄からおせんべいを漁る娘を見つめながらそっとジュース置き場にマンゴーオレンジジュースを置きました。そして渡されたおせんべいをバリボリと一心不乱に食べる娘にこの映画デビューの成功と娘の将来に一抹の不安を感じました。
さぁ、いよいよ映画スタートです!娘は大きな画面に出てくるアンパンマン達に歓声を上げ、一緒に歌ったり、踊ったりしていました。途中退場も若干覚悟していた私でしたが、そんな心配もなく最後まで釘付けで観ておりました。
それにしてもアンパンマン、かっこいい…優しくて力持ちで毎日真面目に働くなんて、もうパーフェクト…「娘、大きくなったらアンパンマンみたいな人と結婚するんだよ?」と娘へ幸せにおなりの願いを込めて言いましたが、「…えっ…!?」と何故か物凄いびっくりした顔で息を飲まれました。…何か変なこと言ったかな…私の思いが語弊なく伝わっていることを願って止みません。
色々怖い思いもしたようですが、楽しかったようで、帰りはパンフレットを何度も見ていました。映画デビューは概ね成功のようです。
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