« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »

2013年7月の投稿

2013年7月29日 (月)

娘 水遊びをする

Image

実は手足口病にかかったりと何かとご機嫌斜めだった娘。ようやく治ったにも関わらず保育園では私が連絡帳に水遊び可の記入をし忘れた為に、みんなが楽しげに水遊びをしている最中、教室で見学をせざる得ないという、水遊びが今人生最大の喜びであり、ブームという娘にとってこの上ない仕打ちをしてしまった私。
なのでお詫びに休みの日にお風呂場で水遊びを敢行。父がこの間持って来てくれた北海道土産カニが敷き詰められていた発砲スチロールの箱がちょうど良さげだったので、そこに昨日のお風呂の残り湯を入れ、更に水着を着せて雰囲気もバッチリ!さぁ!遊べや、遊べ!
始めは恐る恐る足を水につけていた娘だったが、ゆっくりと腰を下ろし、足を軽くチャパチャパさせたあたりで、突然空を仰ぎ出し、「やぁーー!!」と芸術は爆発だ!のポーズで奇声を発したかと思うと今度は激しく足をバタつかせ大爆笑。予想通りの気でも触れたかレベルの喜びように母ニンマリ。
そして、娘は発見しました。桶で水がすくえるということを…。娘にとってきっとこれはアメリカ大陸発見!くらいの衝撃的発見だったに違いない。このあと桶で水をすくっては自分に掛け…すくっては掛け…を永遠かと思う程何度も繰り返すあたり、きっとそうだ。そして、娘の水への飽くなき好奇心はここからあと1時間程続きました。

|

2013年7月17日 (水)

父帰る


Image_3

いつの間にか北海道から帰って来た父が先日の夜、お土産の色んな蟹をしこたま持って家に遊びに来ました。ご覧ください!この蟹の大きさと言ったらあーた!さすが、北海道はでっかいどー!こんなでっかいカニ、水族館でしか見たことないだろう!と娘にも見せようと試みましたが、娘からしてみたら未知との遭遇…中々近づいて来ません。そこで父閃く。蟹を顔の所に掲げ、「じぃじ、蟹だぞー!」と愉快に近づく作戦。しかし、娘の目に写ったのは顔だけ蟹の人型がユラユラ揺れながら奇声を発し近づいて来るという恐怖…。当然「なっ!なんなーー!!!(お母さん!セキュリティー!!!)」となり、ギャン泣きへ。父の一世一代のパフォーマンスは報われることはありませんでした。この後本当は「孫と蟹を一緒に撮ったらそのデカさがより分かるな!」と「孫と蟹」と言うタイトルの写真を撮りたかった父でしたが、蟹じぃじ効果のお陰で残念ながらしばらくじぃじとの絶対距離が出来てしまった為、仕方なく比較対象を缶ビールにして写真を撮っていました。

Image_4

父が見せてくれた今回の北海道旅の写真の中で一番始めに目に飛び込んで来たのは金髪美女ライダーと肩を組んだツーショット写真。父曰く、「おれぁよー、英語がしゃべれっからよー、おぅ!イエス!イエス!そう、オレのバイク!HERLEY!写真?ミーと?オーケー!オーケー!ハイッチーズ!サンキュ!サンキュベリマッチ!」つってよー、すぐ仲良くなっちまったよ!」………きっと本当は言葉の違いなんて大した問題ではないのかもな、と思った一瞬でした。
父の北海道話は中々の珍道中で面白く、それを肴にこの日は蟹とお酒をたらふく頂きました。しかし、最後は「でもまぁ、しばらくハーレーは見たくもねぇな!」と半ば本気で憎々しげに言い放ち、楽しい北海道の思い出をぶった切っていました。
でも、この日は蟹とお酒をたらふくいただいて幸せな一時でした!

|

2013年7月 4日 (木)

今年もこの季節がやってきた。

きたよ…今年も私達、特に女子の煩悩を刺激する夏物大バーゲンの季節が…この日は仕事が早く終わったので、見るだけ〜と帰り際ふらっと寄ってしまった…おおー最大70%OFFかっ!…って店員さん、あんた「これなんかどうですかー?」って持ってきたそれ、こないだ100%ONで買ったばかりのやつなんですけど…

………あぁ、もぅ…一週間前まで100%で売られていたものが、たった一週間後には30%で売られるとか…毎年言うけど、今年も言うよ?あたしゃ。
そのオフされた70%には何が詰まってたんだって。夢か?希望か?一週間前までは夢と希望とほんの少しの原価でお届けしてたものが、この一週間で夢も希望もなくしちゃったから、原価ギリギリで売っちゃえと…。つまり出涸らし出しちゃえと…。
だったらいっそのこと「出涸らしセール!!~私達夢も希望もないんです~」くらいの銘は打って頂きたい。そしたら、一週間前…いや、それならまだいい。一週間もあれば、神なら世界を作っちゃえる期間だ。そう…三日…三日前に100%で買った洋服が最大70%OFFでお届けされていたのを発見しても「ああ、あたしの買ったあの服には70%分の夢と希望が詰まってるのだものな。」と諦めもつくと言うものだ。ってか、洋服からしてみたら70%、80%OFFされるくらいならいっそ粗品にでもしてくれと言いたいに違いない。
大体、バーゲンの「いつ買う?今でしょ!」みたいなこの空気…なんの装備もないままうっかり足を踏み入れ様ものなら相棒の右京さんですらきっと冷静でなんかいられない。普段なら、あれはオシャレ上級者が着るものだと遠ざけてしまうような原色系やらアニマル系にも「あたし、イケる!」と自信たっぷりに手を出してしまったりする。だってそこは普段真面目な人程、財布の紐を劇ユルにさせてしまう魅惑のチキンルーム。
その日は初日と言うこともあってか、お祭りムードがハンパなかった。OFF!OFF!OーFFー!と至る所で血管ブチ切れんばかりに叫び続ける店員さん達。商品のアピールの仕方も様々だ。ある人はメガホン片手に、ある人は「私が今来てるコレ!50%OFFー!」と脚立の上で猛烈アピール。またある人はOFF商品を着たマネキンごとわっしょい!わっしょい!と神輿のように担いでいた。店員さんの頭の上で無機質に揺れるマネキンを見た時、私は確信した。これはお祭りなんかじゃない…。ここは巧みな心理戦が飛び交う戦場なのだと。そしてそんな異常事態において気を付けなければならないのが巧妙に仕組まれたtrapの数々。例えばバーゲン品の間にちょいちょい挟んでくる「セール除外品」trap。レジというもう引き返せないところまで来てからそのtrapに気付いても、時すでに遅し。「あぁ、これもきっと一ヶ月後とかには秋物バーゲンで叩き売られるんだろうな…」などと思っても職人レベルの素早さで値段の付いたタグを切り離す店員さんの前ではもう下唇を噛むしかないのだ。他にも「二つ買うと50%OFFー!」trapや「今から10分だけ更に30%OFF!」trap更に「このワゴンの洋服1万円で詰め放題ー!」trap等々…。もう無傷でいられる訳がない…。そして、ここに傷だらけの女がひとり…。つまり買っちゃった…。
しかし、そんな穿った解釈をしてバーゲンの思わぬ出費の傷を癒しながらも、きっと来年もまた足を運んでしまう、女とはそんな悲しい性の生き物なのです。

|

2013年7月 1日 (月)

注射とワイロ

先日、三種混合の追加予防接種をして来ました。この、追加接種と言うのが中々のくせ者で、怒涛の予防接種ラッシュが一通り終わり、ホッと気の抜けた一年後とかにもういっちょ、あるよ!となるので気付くと接種期限がギリギリだったりしてすんごい焦る。もちろん私も焦った訳だが、とにかくこの日に受けなきゃマズイってんで、熱出るなぁ~(~_~;)と祈る様な気持ちで、当日を迎えた。私の祈りが通じたのか熱は出ず、よっしゃー!と娘を騙し騙し病院へ。病院へ着くと何か感じたのか徐々に機嫌の悪くなる娘。私は尽かさず、「ほら!ここはおもちゃ王国だよ!」と待ち合い室にあるおもちゃコーナーに連れて行きました。親の嘘はこうして始まる…。「なんだ!そうでしたか!ここはおもちゃ王国でしたか!」と途端に笑顔になった娘は、大好きな新幹線のおもちゃをGET。その日は珍しく私達しか待ち合い室にはおらず、おもちゃを独り占め出来る特典も付いて娘、更にご機嫌MAX。広々と使えるおもちゃコーナーで「ブッブー!」と新幹線を縦横無尽に走らせ、有頂天になっている娘を私はただ居た堪れない思いで見守るしかありませんでした。
そして、診察室からいつもの看護師さん登場。娘の笑顔がゆっくりと地獄へ叩き落とされていくかの様な絶望のものへと変わって行った瞬間でした。「あ、あの人は私をいつも押さえつける人じゃないですか…!さてはここはおもちゃ王国なんかじゃないな…?ここは…ここは…!」
娘、やがて真実へ。からの予想通りのギャン泣き。持っていた新幹線をギュッと片手に握ったまま、全身を使って、特に足を使って、足の力半端ない…診察室へ向おうと抱っこをする私を猛拒否。すっごい大きい魚を釣った時ってこんな感じなんだろうな、みたいなことをふと思った。とにかく二人してぜぇぜぇ言いながらなんとか娘を診察室へ連れて行ったが、そこで待っていたのはお髭の先生。娘からしてみたら大ボス現る。いきなりラストダンジョンに迷い込んでしまった時の様な戸惑いからか一瞬黙り「あれ…この人は………………。っ!!いつも私に注射を打つ人じゃないですかー!今日は注射をする気ですねーー!」と再びの猛抵抗。いきなりエクソシスト張りに後ろに反り返るとか、お母さん、ちょっとビビったよ…?髪を振り乱し、顔は鼻水と涙と涎と汗でなんか大変なことになっている。そんな軽く錯乱状態の中、娘閃く。御守りの様に片手に握りしめていた新幹線のおもちゃを突然お髭の先生にグイグイと差し出し、「どーじょ!ど~じょ~~!!こえ、どうじょ~~~~~!!!!(お願いします!私の大事なお宝あげますから!これで、ひとつ!何卒ひとつ~~~~~!!)」とまさかのワイロ作戦敢行。これには思わず私も先生も看護師さんも爆笑。「あれ?もしかしてこれ、うまくいった?」とでも思ったのか抵抗の手を休め、顔をぐちゃくしゃにしながらも娘もにっこり。その隙を先生は見逃しません。そのサンタさんの様な風貌からは想像もつかない素早さでプスっといきました。途端に娘、「いちゃ~!!(多分痛いの意)なんなー!(多分何なんだ!おまいら!笑ったそばから刺すとか狂気の沙汰だ!の意)」と猛抗議しつつも、この後に及んで「どうじょ…どうじょー…」と最後までワイロで何とかしようとしていました。だから、もう終わったってば。そして「これはゆずちゃんが持ってていいよー。」と言う先生の言葉通り、いつまでもいつまでもいつまでも新幹線を手放しませんでした。娘….持ってていいよーとは言われたがあげるとは言われてないんだよ…離せ、新幹線…ってかどうしよう…これが唯一無二の理解者だと思われたら…等と一抹の不安に駆られながら娘が泣き疲れて眠るまでしばらく病院から帰れませんでした。

|

« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »