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2011年4月の投稿

2011年4月29日 (金)

生まれたての小鹿のようなかげろう王子 余談

小さな折りたたみ自転車で無謀にも往復20キロの道のりを走り、結果お尻と心にに多大なるダメージを受けた旦那が次の日、インターネットで「サドル お尻 痛い」と検索をかけ、同士を探していたことが最近わかった。彼はすっきりした顔で「結構サドルで痛い目に会ってる人っているんだねぇ。僕だけじゃないんだよ。」と胸をなで下ろし、そして穏やかな笑顔を見せた。

彼はそれから「こんな人もいるんだよ!」「あんな人もいるんだよ!」と同じ心とお尻に傷を負った同士のエピソードを嬉々として語った。

私は「あほだ…。」という思いをグッと堪え、「よかったね!!」と必死に答えた。

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お知らせ

イベントのお知らせです♪

5月22日にRioのイベントに出演いたします!!
昼夜の二回公演です!!会場はZepp東京です!!

詳しくはRioのホームページをご覧くださいo(^▽^)o

お時間のある方は是非遊びに来てください!!

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2011年4月26日 (火)

ありがとうございました!!

「つながろうジャパン!文化放送A&Gチャリティ」にご参加くださった皆様!!貴重な時間とお金、本当に本当にありがとうございました!!
約2000人の方にご参加いただだき、2446727円の義援金が集まりました!!
皆様の貴重なこのお金は全て、中央共同募金会を通じて、被災地へ送られます。
何度もしつこいですが、本当に本当にありがとうございました!!

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2011年4月22日 (金)

QRチャリティーイベント

微力ながら以下の活動に参加させていただきます。

「勇気と元気 つながろうジャパン!文化放送A&Gチャリティ」
■実施場所  浜松町駅前 文化放送サテライトプラス、2階ロビー
■実施日時
2011年4月24日(日曜日)、午後1時〜4時
■集まった義援金は全て、中央共同募金会を通じ被災地に送られます。

参加は決して強制ではありません。時間があって、諸々少し余裕のある方、何かしたいけどどうすればいいかわからないという方がいましたらその行動の一つとしてご参加いただけたらと思います!

ちなみに私は一時から三時まで参加させていただきます。

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2011年4月21日 (木)

生まれたての小鹿のようなかげろう王子

生まれたての小鹿のようなかげろう王子
先日、我が家は自転車を買いました。久しぶりの自転車に軽くテンションの上がった私達は、お昼は自転車で寿司を食べに行こうと言うことになりました。目指す寿司屋とは、そうです、職人の心意気と良心がギッシリ詰まった、ウニ名誉会長やイクラ名監督たちを軍艦からの見事にダイブさせる、あのお寿司屋さんです。
家からそのお寿司屋さんまでは約12キロ。御自慢のアンドロイドで調べたところ、徒歩だと約三時間ほど。

…イケるっ!!

自転車とは未だかつてない自信を私に与えてくれます。

今こそ、高校時代「疾風の由美子」といわしめた私の漕ぎっぷりを見せるとき!!

いざ、出発っ!!

この日は最高のサイクリング日和。

始め渋っていた旦那もとても気持ち良さそうに風を切っていました。
途中までは…。

大体三分の二位まで来た頃でしょうか…、目の前を走る旦那が、坂でもないのに急に警戒するミーアキャットのようにスクッと立ったかと思うとそのまま立ち漕ぎを始めました。

どうしたんだろう…。何か急にテンション上がることでもあったのだろうか…。
「どうしたの〜?」と聞く私に彼はまっすぐ前を向いたままこう答えました。

「うん…ちょっとお尻が…。」


……。
!!


私は気づきました。私にとってはジャストサイズでなんの問題もなかったが、思えばこの自転車、折りたたみ式の正直五キロが関の山ってところの小さな自転車です。

その小さな自転車の小さなサドルが旦那のお尻に最終的に思わず立ち漕ぎまでさせる程のプレッシャーを与えていたのです。

彼のお尻事情は計り知れないものがあったと思います。しかし彼は必死にそのプレッシャーに耐え、無事に目的地に着きました。

お寿司屋さんでは私達をいたわるかのようにウニ名誉会長達が出迎えてくださいました。

旦那の顔にも生気が戻り、お尻もプレッシャーから解放され、先ほどまでの蒼白さが嘘のようです。

お腹一杯に名誉会長達を取り込み、すっかり元気になった私達は、このまま楽しい気分で帰るために(主に彼の)お尻へのプレッシャーを軽減してくれるアイテムを探しに近くのスーパーにいきました。中に入っていたロフトでいい感じのクッションを見つけたのですが、イマイチピンとこない私達は、やはり餅屋は餅屋だろうと、自転車専門店に場所を移すことにしました。

そこで出会ったのが「ジェル入りサドルカバー。」

ジェル→低反発→NASA→宇宙→無重力→自由→ノープレッシャー→お尻痛くない。

私達はすっかり「ジェル入り」という可能性の虜です。カバーということになんの疑問も持てないほど、もうこれ以上の救世主はないのだと一気に盛り上がりました。

早速購入し、サドルに取り付け、新しく生まれ変わった自転車に跨ってみると先程よりも大分お尻へのプレッシャーを感じないように思えました。もう私達は無敵っ!!そう思うほどです。

イケるっ…!!

そう呟いた彼は未だかつて見たことのないほどの自信に満ち溢れていました。

そして再び気持ち良さそうに風を切り、走り始めました。
途中までは…。

大体三分の一位来た位でしょうか…。目の前を走る彼が、再びスクッと警戒するミーアキャットのように立ったかと思うとそのまま立ち漕ぎを始めたのです。

まさかっ…!!

「まさか、またお尻がっ!?」

私の必死の問いには答えず、彼はまっすぐ前を向いたままスーと立ち漕ぎを続けていました。

あれほど無敵に思え、彼に揺るぎない自信を与えたサドルカバーはあっという間にクッション性を失い、再び彼のお尻に多大なるプレッシャーをかけ始めていたのです。

私は後悔していました。何故あの時、サドルカバーのカバーの意味をよく考えなかったのか、と…。所詮サドルカバーはサドルをカバーするだけの機能しか備わっていないことに何故気付かなかったのか、と…。やはり、ロフトでクッション買っとくべきだったのだ、と…。

私は悔やみながらも、気になるのは彼のお尻事情です。
彼が、勇気を出してサドルに座ろうものなら、いてもたってもいられず、
「バカやろうっ−!!無理はするなぁ…!!」と叫び出すほどです。

それでもなんとかペダルを漕ぎ続けていた彼でしたが、とうとう限界が来たようです…。

彼は生まれたての小鹿のように足を震わせながらゆっくりと自転車から降りました。

「大丈夫!?」と私が駆け寄ると彼は体を小さく震わせながらゆっくり振り向き、真っ青になった顔にかげろうのような笑みを浮かべ、


「だ、だいじょうぶ…だョ…。」


と蚊の鳴くような声で親指をピッと立てました。


大丈夫な訳がねぇ…!!


私は心の底からそう思いました。


そして「僕のことはいいから、ゆみちゃん…先に行ってー」と本日二度目のかげろうスマイルを浮かべる彼に、


ーこんな生まれたての小鹿のようなかげろう王子を置いていけるわけないだろう…!!ー


とまたもや心の底から思いました。

結局、残りの家までの距離を、自転車を引きながら、彼のお尻事情に配慮しつつ三時間かけて帰りました。

後日この一連を妹に話したら、「お姉ちゃん達って時々本当にバカだよねぇ。」と心底本当にバカだよねぇ、といった顔で言われました。

本当にその通りです。

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2011年4月15日 (金)

ブログの更新が滞っちゃってごめんなさい!!
これからまた更新率上げていくので、皆様これからも何卒よろしくお願いいたします!!


ようやく暖かくなってきましたねぇo(^▽^)o

桜もまだキレイ♪

先日、妹と近くの公園に散歩がてら桜を観に行ってきました!

天気が良かったのも手伝ってか、公園は花見客でなかなかの賑わいでした。

桜の下はもう場所がなかったので、常緑樹の下にシートを敷いて買ってきたお弁当を食べました。
ポカポカ陽気の中、自然と話題は父の話へ。

「こないださぁ、久しぶりに実家に帰ったら、お父さんから、由美子、これもってけ!!元気でるぞ!!って山ほどユンケルくれたんだよね。そりゃ、元気出るけど、出させ方がなんて言うか、直接的だよね…。」と私。

「いざと言う時のユンケル」
これが父の座右の銘だ。
子供の頃から常に我が家にはどんだけいざって時があんだよっと言うくらいストックがあった。

小学校の時、家に遊びに来た友達が山のように積んであるユンケルを見て、「こんな家見たことないよ…。」と絶句していたのを思い出した。

運動会や発表会など父的に「いざっ」と判断した行事の前には何かとユンケルを勧めてきたが、母が「あんた、子供にそんなもの飲ますんじゃないよっ!!」とことごとく、父の娘への愛は遮断された。
私が中学時代、あまりにも勉強をしなかったツケが中学浪人かも知れないという形で私に襲いかかり、それから今でも夢に見るほどの地獄の勉強漬けな日々を味わっていた時、夜食にと母が作ってくれたうどんの横に「ユンケル」が添えられていた。この「ユンケル」が唯一、母も子供の私に許した「ユンケル」だった。
ところで、父は栄養ドリンク全般を「ユンケル」と呼ぶ。なのでここで述べた「ユンケル」にはサモンもリポビタンもアリナミンも全て含まれる。

因みに父はコンビニ全般を「サンクス」と呼ぶ。なので、父とコンビニで待ち合わせしようものなら、父がサンクスと呼ぶセブンイレブンだったりして非常にややこしいので、待ち合わせにコンビニは我が家ではタブーだ。

そんな話で盛り上がっていたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。

確実に花より団子とおしゃべりだったが、楽しかったです!!

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2011年4月 4日 (月)

父という人

先日、父から「由美子、風呂行かないか?一杯やろう。」という相変わらずこちらの予定などお構いなしの突然な誘いがあった。その日は休みだったが、正直そんな気分にはなれず、色々言い訳をして断ろうとした。ところが、父は珍しく何度も誘ってくる。ここで更に断ってジャイアニズム万歳な父の機嫌を損ねたら後で面倒だし、父も気分転換したいのだろうと渋々着いていくことにした。


震災後、三週間たってなんとか営業再開した、父といつも行く近くの健康センター的な入浴施設は、節電で店内こそ暗かったが、従業員さん達はみんな活気に満ちていて思った以上に賑わっていた。


久しぶりに湯船に浸かって本当に気持ち良かった。

父はいつも以上によくしゃべり、よく呑み、よく笑っていた。始めはそのテンションマックスな父に若干置いてけぼりを食らった私だったが、気が付くと父につられてよく呑み、よく笑っていた。

帰りにすっかり酔ってご機嫌な父に「今日は来て良かったな。」と言うと「旅がらす」と返ってきた。真意の方は定かではないが、さしずめ「明日には明日の風が吹く。」といったところだろう。

次の日父からメールがあった。

「由美子、(手を振る)(手を振る)(手を振る)昨日は楽しかったか?(手を振る)(アヒル)(アヒル)(徳利)少しストレスがあるようだな。(ピース)(手を振る)体大切に。(手を振る)(手を振る)(ピース)また、一杯やろう(びっくり顔)(手を振る)おてもやん。」

※カッコ内は絵文字です。

相変わらず父のメールは本文とは一切関係ない絵文字が散りばめられていて正直読みづらいことこの上ないが、父は見抜いていたのだ。

震災後、東北のことを思えば大きな声では決して言えないが、地元の被災状況やそのことで過敏に反応してはそういった冗談に傷つく自分や泥かき等に自分でも気付かない内に少しストレスが溜まっていたことに。

いつのまにだろう…。この間、少し電話した時にでもだろうか?そんな話一切してないと言うのに。
父の気分転換に付き合うつもりで、その実、私が付き合って貰っていたのだ。

何やらグッときた。
そして最後の「おてもやん」の真意はまたもや定かではないが、さしずめ「笑顔で。」ということだろう。

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2011年4月 2日 (土)

なんてことだ…

気分転換も兼ねて髪を切って参りました。
で、あたし、言っちゃったんだよね…美容師さんにおいての禁句、「サッパリ」って言葉を…。

あれだけ、サッパリやスッキリなどの感情の入り混じった表現はヤケドするって、前回のアニーからの松田優作アニキへ、そしてサル、事件で学んだと言うのに、あたし、言っちゃったんだよね…。

と言うのには理由があって、あたしだって始は警戒してたんだよ?ちゃんと伝えようって。でもさ、渡された雑誌に載っていた髪型がとっても可愛くて、「あ、こんな感じに」って言ったら、「あ、これ、僕が切ったやつだ。」って言うから、もう心配することは何もないなってなるじゃん?なので、「じゃ、これくらいサッパリしてください。」とこうなった訳です。

途中、あれ?ちょっと切りすぎじゃあ…?とか、ここからパーマかけちゃうの…?とかの一抹の不安がよぎらなかった訳ではないが、既に「あの髪型を作った人」という信頼が全面的にあったので、私のそんな不安など直ぐに消え去った。

三時間後…私の消し去ったはずの不安が的中しました。鏡に映るその姿はまさかの「パンチパーマの小さなおっさん」。

そうだよね…あんな短く切った髪にパーマあてたら、まぁ、こうなるよね…?

私は担当美容師さんも軽く絶句していたのを見逃さなかった。

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