皆様、更新率悪くてすみません。しかしとうとう「魔王が…」とかの言い訳が通用しなくなりました。まぁ、始めからそんな言い訳成り立たないのですが…。
そうです。世界の平和を脅かす魔王を倒すべく、というより妻ビアンカを浚い、小さくても楽しい我が家計画を台無しにした魔王を倒すべく繰り広げられたドラゴンをクエストする冒険がようやくクリアと言う形で一段落しました。
つぅか、クリア後の世界、全然救われてないんすけど!?あんなに苦労して倒した魔王が、倒されてないことになっちゃってるんですけど!?ちゃんとセーブしたはずなのに…!!あんなに踊り浮かれていた息子たち、サンチョたちだったのに「おばあちゃんともっと話したかった…」なんて不安げたっぷりパーティーに戻ってるし…。どういうこと?まさか、セーブ、実は出来てなかったとか?クリア後早くも新しい魔王が出て来ちゃったとか?ネットで調べてもとくにこのもやもやを解消してくれる有力な情報は得られず、仕方がないので、まず倒したはずの魔王がどうなっているのか見に行くことに。
すると…
イタ−ーーーーーーーー!!
倒したはずのあいつがっ!!あぁ…やっぱりセーブ出来てなかったんだ…。とがっくり肩を落としつつも、賢者の石かざしたり、ベホマラーをちょいちょいかけたりとせっせと地味に魔王を倒しにかかった。ちょっと要領を得た今回は前回と違って教会に送られることなく、とは言えなかなかの時間を費やし二度目の魔王せんめつに成功した。
今度こそ!!とお礼参りもちゃっちゃと済ませ、踊り浮かれまくる国民を辛抱強く見守り、エンディングを無事見終わった。さぁ、緊張のセーブの瞬間です。
…。やった!今度こそ、ちゃんとセーブした!!新しいファイルにセーブしたから確認も出来る成長ぶり!!あ、今のレベルもメモらな。Lv.
43。
さぁ!!平和になっているはずの世界へ今度こそ!!
………。
ところが、世界はまたもやまだ魔王の恐怖に苛まれ、パーティーは不安たっぷりだ。何故!?誰と話しても誰一人私に世界を救ってくれてありがとう!!とは言わないし、叔父にいたっては「魔王を倒しになんて危険なことは止めろ。」的なことを言う。「いや、もう倒しましたが?二度も。」と言ってやりたいが、当の主人公もそんな栄光なかったかのようなに魔王打倒への意欲を燃やしている有り様だ。
もうウンザリだ。私は急いでセーブファイルを確認した。
あれ…?セーブ出来てる…よね…?だってレベルも43だし、どういうことだ…?
私は最後の砦、恥を忍んで友達にこの不安をぶちまけてみた。
「あぁ、花嫁は9と違ってクリア後は魔王倒した後の世界にはならないよ?隠しダンジョンがあるからそこへ行ってみたりとかがクリア後の楽しみだよ。」
……
そうだったのか…。あたしゃてっきり息子たちのそれからも拝めるのかと期待していたよ…。 意味もなく二回も倒しちゃってごめんね、魔王。
隠しダンジョンは無事見つけることが出来、今はすごろく場で息子たちとゴーレムにより良い装備をさせるべく荒稼ぎをしている。